今回は流行りの「腸活」について取り上げてみようと思います。
最近巷では「腸活」が流行っているようですが、実際に腸ってそんなに重要なのか疑問に思う人も多いんじゃないかと思います。私としては「腸は健康のすべてに影響してる」と言っても過言ではないと思っています。それくらいに重要な消化器系の一つです。今回はそんな腸について、腸内環境が良くないとどのような健康被害があるのかを解説していこうと思います。
腸の役割
先ずは腸の基本的な役割から確認していきましょう。大きく4つに分けると以下の通りです。
- 吸収:小腸の超絨毛という突起物から分解された栄養素、水分を体内に取り込む
- 消化:食べ物の腸内細菌による分解とその消化
- 排泄:吸収されなかった老廃物や毒素を蠕動運動によって肛門まで運ぶ
- 免疫:腸内の免疫細胞が外部細菌から体を守る
これらの4つの機能が24時間絶え間なく活動し続けることで人間の体を健康的に維持してくれる仕組みを持っています。また、腸は1億個以上の神経細胞からなるネットワークを持っており、脳からの司令(中枢神経系)を介す事なく「腸管神経系」という神経系で自立制御を行なっている事から「第2の脳」なんて事も言われています。
腸内環境が悪い時に起きる健康リスクとは
腸は「消化管」と言われているように1本の「管」です。
消化管では奥へ奥へと口から取り入れたものを運んでいくわけですが、途中で詰まっていたりすると上記で説明した4つの機能が低下してしまいます。
これは消化に悪いもの、食べ合わせが悪いもの(消化の早いものを遅いものを組み合わせて食べる)を取り込むと腸内にとどまり続けてしまい、「腐敗」が発生します。
腐敗したもの(腐敗物)が腸内に溜まると「吸収」「消化」の機能が低下すします。これによって体内に栄養素が取り込まれなくなり「排泄」が滞るため、通常の10倍ほどの毒素が発生して毒素の処理も追いつかなくなってしまいます。このような状態になってしまった場合、どのような悪影響があるのか見ていきましょう。
酸素が頭に届きづらくなり「頭痛」が起きる
一言で言うと「栄養が不足して毒素が溜まることで肝臓の機能が弱まるため」です。
ここで強く関係してくるのが「血液の流れ」なのでそこから説明します。
先ず、腸で吸収された栄養素は血液の中に取り込まれて移動します。
この際に重力に逆らうように下から上へと血液が「門脈」と呼ばれる血管を通って肝臓に運ばれます。
これは肝臓のもつ「スポンジ」のような働きによって血液を吸って膨らむことで実現されてたりします。
肝臓で血液を綺麗に濾したら心臓、肺へと送られていきます。肺で血液中に酸素を取り込んで最終的に体内に放出していくという流れになっています。
腸内環境が悪いと腐敗物が溜まるため、血液中に栄養素を取り込むことができなくなります。
また、毒素が発生しているため血液中の栄養素は減少し毒素が多い状態となってしまいます。これによって
肝臓の機能が低下→「スポンジ」としての機能が弱くなる→門脈を通して血液を吸い出せない→体内に酸素を十分に運ぶことができない→脳が酸欠になる
となってしまい、頭痛につながると言うわけです。
不眠につながる
一言で言うと「胆嚢が痙攣して睡眠が浅くなるため」です。
ここで関係してくるのが胆嚢です。
実は腸内環境は睡眠の質にも影響があります。胃を通過した食べ物は先ず「十二指腸」へと運ばれます。
ここに到達した食べ物は肝臓で生成された「胆汁」と言うアルカリ性の液体で脂肪の消化・吸収がされます。
胆汁は胆嚢で蓄積され「胆嚢管」という管で胆汁を十二指腸へと運んでいきます。
この十二指腸で食べ物が詰まると胆嚢管が胆汁を排出できずに管の中で詰まってしまいます。
胆嚢管が詰まるとそれを解消しようと胆嚢が痙攣を起こします。これが原因で睡眠の質が浅くなってしまうわけです。
ついでにですが、なんで「十二指腸」と呼ばれているかと言うと名前の通り指を横向きに12本並べた長さがあるためそのような呼び名となっているようです。
が、実際はもう少し長くて25cmはあるそうです。是非どれくらいの長さなのか指を並べて測ってみてください!(2本は友達から借りましょう。)
肌荒れ
一言で言うと「栄養素が吸収できないため皮膚の生成に必要な栄養が不足するから」です。
もちろん肌質を保つためには「保湿をする」や「紫外線予防をする」ことも重要です。
ですが肌も細胞でできているので食べたものから栄養を取り込んでできているため、腸内環境が悪いと栄養素を体内に取り込むことができず、皮膚細胞が衰えてしまいます。これが原因で肌荒れにつながるというわけです。
なので洗顔料や化粧水にこだわりを持つよりも先に腸内環境を改善することが肌を綺麗にする上では合理的です。
残念ながら外側からの治療だけでは一時的な改善しか見込まれないため、内側から変えることが必要なんです。
動脈硬化が進行する
一言で言うと「外部から取り込まれる脂肪が減少することで悪玉コレステロール値が上昇するから」です。
そもそも油には「体に良い油」と「体に悪い油」があります。
「体に良い油」は魚に多く含まれている「オメガ3脂肪酸」やナッツ・オリーブオイルに含まれている「オレイン酸」などが挙げられます。
これらの良質な油は血液中の中性脂肪を減らす役割を持って要るため、動脈硬化や不整脈を予防してくれたりします。
これらの油も脂肪なので先ほど出てきた胆汁や膵液のリパーゼという消化酵素で分解されて体内に取り込まれるのですが、腸内環境が悪いとこれらの脂肪を取り込むことができなくなります。
外部から脂肪を取り込むことができなくなると体は自力でこれを作り出そうとします。この時肝臓で生成されるのが「コレステロール」です。残念なことにこの生成されたコレステロールも消化・吸収がうまくされないため、体内に留まりコレステロール値が高くなってしまうわけです。
コレステロールの中でも悪玉コレステロールは血管の縁に付着します。通常であれば「マクロファージ」というホルモンがこの悪玉コレステロールの除去を行ってくれるのですが、消化・吸収されないコレステロールが次々と肝臓で生成されると除去が間に合わずに動脈硬化につながってしまいます。
動脈硬化が進行すると心筋梗塞や脳卒中につながるため、悪影響大の病気です。
最後に
いかがだったでしょうか?腸内環境が悪くなることによって起きる健康リスクについて4つほど説明しましたが、実際にはもっと沢山あります。
と今回は悪影響について書いただけなので、次回はそんな腸内環境を改善するための「腸活のメソッド」について解説していこうと思います。
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