今回は「間食で食べるべきもの」について取り上げてみようと思います。
皆さんお腹が空いた時のおやつは何を食べていますか?シュークリーム、スナックなど好きな人はついつい食べ過ぎてしまうこともあるかと思います。
肥満体型にならないようにと意識高い人は腹もちの良いナッツ類を食べているかと思いますが、私がおすすめしたいのは「アーモンドチョコレート」です。
「え、めっちゃ甘いもんじゃん」と思った方、食べ方に気をつければアーモンドチョコレートは健康に良い食品と言っても過言ではありません。
ということで、そんなアーモンドチョコレートの成分から何が健康に良いのかを解説していきます。
アーモンドチョコレートの原材料と栄養素
まず、アーモンドチョコレートの中身を調べていきましょう。原材料と栄養素は以下のようになっています。
原材料
砂糖(外国製造)、アーモンド、全粉乳、カカオマス、植物油脂、ココアバター、乳糖、還元水あめ/レシチン、香料、光沢剤、(一部に乳成分・アーモンド・大豆を含む)
栄養素
エネルギー 500kcal
たんぱく質 10.3g
脂質 33.6g
炭水化物 41.4g
-糖質 36.9g
-食物繊維 4.5g
食塩相当量 0.1g
カカオポリフェノール 333mg
基本はアーモンド+チョコレートですが、甘みや見た目を補うために砂糖、乳糖、光沢剤などが使用されています。
光沢剤はいわゆる「ワックス」のような役割を持っており、見た目のつやや光沢感を出す以外にも水分が蒸発しないようにするための食品添加物の一種です。
また栄養成分に着目すると、やはり甘みを補うために多めに砂糖の類が使用されていそうなことがわかります。(実際にはカカオはかなり苦味が強いので基本的には含有量は30%〜70%程度で調整されていることが多いです。)
この点についてはできる限り砂糖が少なくカカオの割合が多いものを選んだ方が良いのは間違いないです。
また、カカオにはカカオポリフェノールというポリフェノールを多く含んでいるのは皆さんご存知の事かと思います。
また、一見意外と思うかもしれませんが、腸内環境を整える上で重要な食物繊維も多く含んでいるのがカカオの特徴です。
健康に良い理由と知っておくべき注意点
カカオポリフェノール
カカオに含まれているカカオポリフェノールには「抗酸化作用」があります。そもそも抗酸化作用というのは字の如く「酸化に抗う作用」の事です。
体内にはミトコンドリアや白血球の1種である顆粒球(かりゅうきゅう)などから排出される活性酸素というのが体内の細胞の酸化を促進させ「老化」や「動脈硬化」の原因となっています。つまり抗酸化作用を持っているということはこの「老化」や「動脈硬化」の予防につながるありがたい作用なんです。
オレイン酸
オレイン酸は「カカオバター」に含まれている不飽和脂肪酸の一種です。主に動物性脂肪や植物油に含まれています。このオレイン酸は体内の悪玉コレステロールだけを減らす作用があります。
悪玉コレステロールは本来、細胞内に取り込まれてホルモンを作ったり、細胞膜の形成などの役割を担っているのですが、このコレステロール値が高くなると血管壁に沈着し、血管の壁で炎症反応を起こして血管の内壁を傷つけ、動脈硬化に起因する心筋梗塞や脳梗塞などの生活習慣病になる危険性のある脂肪分です。
ついでに、善玉コレステロールは、蓄積したコレステロールの除去や抗酸化作用、血栓予防作用、血管の内壁の維持、血液を固まりにくくする作用でがあり、動脈硬化を防ぐ作用があるとされています。
食物繊維
これはカカオとアーモンドどちらにも含まれている成分です。食物繊維は腸内環境を正常で保つための「掃除係」としての役割を持っています。こちらの記事でも腸内環境がどれだけ重要かを解説しているのでぜひ見てみてください。
テオブロミン
カカオに含まれている苦味のもとになっている植物成分です。茶葉などにも少量含まれていたりします。主に「神経を沈静化させる作用」があり、服交換神経が活性かするので脳の疲労感に効くとされています。
フラボノイド
実はカカオポリフェノール以外にもポリフェノールが含有されています。それが「フラボノイド」です。こちらも抗酸化作用や殺菌作用があり、自己防衛機能の一助となっています。
注意点
良い効果があるとは言え過剰に摂取するともちろん悪影響もあります。
成分からも分かるように糖質が高いので一気に食べると血糖値が急激に上昇して過剰にインスリンが分泌される可能性があるため、倦怠感に繋がったり血管を傷つけてしまう可能性があります。
なのでチョコレートはカカオ含有率の高いもの、ナッツ類は素焼きで塩分の少ないものをそれぞれとる方が、良いとされている効果が期待できます。
最後に
いかがだったでしょうか。今回はアーモンドチョコレートに含まれる成分とその効果について説明してきました。実際には血流を改善してくれるマグネシウムやビタミン、ミネラルも含まれており、アスリートの間でも高いパフォーマンスを出すためにチョコレートを食べるなんて事もあるくらいです。
また、説明してきた良い成分がより多く含まれている「強化版」アーモンドチョコレートがあります。個人としてはこちらの方がよりおすすめなので気になる方はぜひコンビニ等で買ってみてください。
ということで間食に食べるべきもの「アーモンドチョコレート」の紹介でした。