今回は「プロテイン」について取り上げてみようと思います。
おそらく多くの人はプロテインというと「筋トレしてるマッチョが摂ってるやつ」というイメージが強いかと思います。
プロテインというのはタンパク質という意味ですが、日本ではタンパク質をたくさん含んだドリンクなどの栄養補助食品のことをプロテインと呼んでるかと思います。
最近ではSNSなどでモデルや女優がジムでトレーニングしている姿を投稿するなどでプロテインを健康や美容維持の目的で発信しているため、少しずつ美容にもよかったりという事が広まりつつあります。
そんなプロテインですが、もし本気で効率的にダイエットする方法を考えている人がいれば確実にとった方が良いと考えています。
私は毎日必ず2食に分けてプロテインをとるようにしていますが、腹回りは肉が一切つまめないくらい絞れるので続けています。
これは極度に食事を制限したり、過酷な運動をしているという事は一切ありません。普通に甘いものも食べますし、外食も良くしています。
他の人と違う点は、「プロテインを毎日摂取している」という点かと思います。
という事で今読んでいるあなたが明日から少しずつ理想の体型になるために「プロテインをとるべき理由」と「プロテインの種類」について解説していこうと思います。
プロテインがダイエットに効果的な理由
そもそも、プロテインに含まれているタンパク質というのは「三大栄養素」の一つとされており、筋肉や血液、爪、ホルモン、骨などを作る成分で人間の体を作る大事な構成要素です。
なので年齢や体重によって異なりますが、生きていくうえで大事な栄養素であることは間違いありません。
ではなぜプロテインからタンパク質をとることが大事になってくるのでしょうか?
1日に摂るべきタンパク質は体重1㎏あたり1.2g~2.0gが目安になります。
例えば、60㎏の人であれば少なく見積もっても72gのタンパク質が必要になります。
これを達成しようとすると最低でも牛もも肉を毎日350g・卵6個は食べる必要があります。
1日であれば問題ないですが、これを毎日と言われると結構しんどい人もいるかと思います。
また、これらは高脂質・高糖質な料理として提供される事が多く逆に肥満につながる原因にもなってしまいます。
そこで、高たんぱくでありながら脂質や糖質が抑えられており、効率よくタンパク質をとることができるプロテインがおすすめというわけなんです。
何よりもダイエットをする上で気を付けてほしいのが、筋肉量を落としてしまう方法をとらないという事です。
やってしまいがちなのが、食事の量を減らしてやせ細るという手段ですが、はっきり言って死ぬほど不健康です。
何よりも脂肪および筋肉もタンパク質として分解されてしまい、体力や体温が低下するため基礎代謝が落ちます。
そのため、ダイエットが終わった後にリバウンドしてしまう人というのはこのためです。
よって「筋肉量を維持・もしくは軽い運動を加えることで基礎代謝の向上を図り、脂肪を燃焼する体を作る」というのがプロテインダイエットの前提となります。
プロテインの摂り方
まず、時間帯についてです。理想は食事の度に摂った方が良いですが、中でも朝にプロテインをとることをおすすめします。
タンパク質を摂取すると、筋肉では筋たんぱくの合成が進みますが、時間がたつに従って筋肉は合成から一転して分解をし始めてしまいます。
特に長い時間新しいたんぱく質が取り込まれなくなる夕食後~朝食前というのが、最も滞っているためこのたんぱくの分解を抑えるのが最優先です!
気を付けた方が良いのは1回の食事でプロテイン以外にも摂る(咀嚼をする)という事です。
やはり、食事の基本は咀嚼です。
プロテインのドリンクは液体のため手軽に摂れますが、かまないため唾液が分泌されません。
唾液には胃と小腸の負担を軽くするアミラーゼという消化酵素を含んでいたり、免疫力や脂肪減少といった働きを持つ成長ホルモン、骨や歯の再石灰化を助けたり、皮膚の新陳代謝を助けるホルモン「パロチン」などが含まれていたりと、唾液は万能ホルモンと言われるほどに重要な生理活性物質を含んでいます。
また、ビタミンB2,B6,B12などのビタミンB群はタンパク質のエネルギー代謝に必須なので、プロテインと一緒に摂りたい栄養素です。
特に植物性タンパク質にはあまり含まれていないので牛みゅうや魚と一緒に摂ることをおすすめします。
加えてビタミンDはタンパク質を活性化させる働きがあり、筋肉や骨を強くするためこちらも魚から取ることをおすすめします。
逆に控えた方が良いのは大豆食品を一緒に摂ることです。
というのもタンパク質というのは体内で分解されて窒素となり対外に排泄する過程で尿酸値を上げる働きを持っています。
大豆食品は同様に窒素が増加してしまいさらに尿酸値が上がってしまうためあまりおすすめはできません。
プロテインの種類
ホエイプロテイン
牛乳を原料とした、現在最も主流であるのがこのホエイプロテインです。
ホエイというのは乳清という意味で乳清、乳から乳脂肪分やカゼインなどを除いた水溶液のことを指します。
このホエイには筋肉修復効果も期待されており、体内への吸収が比較的速いという特徴があります。
なのでトレーニング後のタンパク質摂取としてよく飲まれることが多いです。
またホエイプロテインには3つの製法があります。
カゼインプロテイン
ホエイプロテインと同じく牛乳が主成分であるカゼインは生乳を構成するタンパク質の約80%を占めています。
不溶性であるため、消化・吸収に時間がかかるという特徴があり、腹持ちが良いためダイエットに向いています。
また腸の働きを活発にし、免疫を高める効果もあります。
一般的に動物性プロテインでもこのカゼイン含有比率の多いプロテインは高価になりがちです。
ソイプロテイン
ソイプロテインは名前の通り豆である大豆を原料とした植物性のプロテインです。
カゼインと同様に消化・吸収に時間がかかるという特徴があり、腹持ちが良いためダイエットに向いています。
一般的に溶けにくく、多めの水を使用したり甘味を別途加えてあげないと飲みづらさを感じるといったデメリットはあるものの、乳糖が含まれていないのでホエイプロテインでお腹を壊してしまう人はソイプロテインを飲むのがおすすめです。
また、大豆には老化を防ぐ抗酸化作用やコレステロール値の低下作用、ホルモンバランスを整えるイソフラボンやサポノンが含まれているといった特徴があります。
最後に
いかがだったでしょうか。ダイエットというと「何を食べないか」ということに注目してしまいますが、それと同様に大事なのは「何を食べるか」ということです。
ただ痩せ細るというのは体温が下がり、免疫力低下につながるため健康体から余計に遠のいてしまいます。
もちろんこのプロテインを毎日摂取するだけで劇的に痩せるということは無いです。
ただ、一つずつ食生活を変化させていき適切な運動と睡眠をすることで確実に理想の体型に近づいていくことは保証します。
ぜひこの機会にプロテイン生活を取り入れてみてはいかがでしょうか。
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