今回はこのような悩みに応えていこうと思います。
ブルーベリーはよく「目に良い」と言われていますが、実際にはそれ以外にも健康上のメリットの高いフルーツです。
比較的入手がしやすく、日常的に食べているという人も多いかと思います。
そんなブルーベリーですが、実際に健康上どのようなメリットがあるのかご存知でしょうか。
この機会にブルーベリーが健康な理由を知り、日々の食生活に取り入れていきましょう。
ブルーベリーが健康に良い理由
記憶力低下を予防する
ブルーベリには加齢に伴う脳の劣化を防ぎ、記憶力の維持を助けてくれます。そもそもですが、脳が劣化する理由の一つとしてフリーラジカルによる影響が挙げられます。人は呼吸をして酸素を細胞に取り込む過程で細胞組織を傷つけるフリーラジカル(活性酸素)と呼ばれる物質を生成します。若いうちは抗酸化力でフリーラジカルを除去してくれますが、加齢に伴ってその力は弱まっていきます。結果として残ったフリーラジカルによって脳細胞組織が破壊され、脳が劣化するということです。ブルーベリーに含まれているフラボノイドと呼ばれるファイトケミカルはフリーラジカルによって脳細胞組織が破壊されることを防いでくれる抗酸化力を持っています。
体の炎症を抑える(抗炎症作用)
体の炎症が増えると脳疾患やがんなどのリスクが高まります。ブルーベリーには身体中にある炎症を取り除く抗炎症作用があるため、さまざまな病気から体を守ってくれます。
HSPの生成を助ける
HSP(Heat Shock Protein)とは外部から強い熱ストレスが掛かった際に細胞を保護するためのタンパク質のことです。このタンパク質は紫外線や活性酸素などによってダメージを受けた細胞を修復するはたきを持っています。ブルーベリーには体内のHSPレベルを上昇させ、生成を助ける働きを持っています。HSPの生成自体を増やす方法としてサウナ等で体温を上昇させることが挙げられるので、詳しく知りたい方は下記を確認してみてください。
詳しくはこちら>>サウナって健康に良いのか? 健康効果と正しい「ととのえ方」について解説
抗がん作用がある
ブルーベリーには、抗がん作用とDNA情報を保護する作用があると証明されている、ファイトケミカルであるエラグ酸を多く含んでいます。また、このエラグ酸には、がん細胞や傷ついた細胞が体内にないかを探し出し、除去するための方法であるアポトーシスを促す効果があります。
脳機能向上のための栄養素が豊富
ブルーベリーは脳機能を向上させるために役立つ栄養素が豊富です。例えばビタミンEや葉酸、ナイアシンなどのビタミン群から、マグネシウム、カリウム、マンガンなどのミネラルまで多く含んでいます。
ブルーベリーの美味しい食べ方
冷凍してそのまま食べる
ブルーベリーは果皮を剥いたり、種を取り除いたりする必要がなく、小さいため、非常に食べやすいフルーツです。そのまま食べても美味しいですが、冷凍して凍った状態で食べる方が健康上もメリットが大きくなります。冷凍すると細胞組織が破壊され、アントシアニンなどの抗酸化作用を持った栄養素の吸収効率が上がります。まだ食べていない方は、手軽にできる冷凍ブルーベリーから始めてみましょう。
ヨーグルトやシリアルに混ぜて食べる
こちらも冷凍したブルーベリーを使うことをお勧めします。食べやすいように潰してシャーベット状にしたものをヨーグルトやシリアルの上にかけて一緒に食べるとより美味しく食べることができます。ただし注意点として、ブルーベリー自体に果糖が含まれており、甘味があるので、ヨーグルトやシリアルは低糖質のものを選びましょう。私のおすすめは高タンパクなギリシャヨーグルトに冷凍ブルーベリーを添えて食べる方法です。ブルーベリーのちょうど良い甘さと、ヨーグルトの舌触りがマッチしており、手軽に良質な栄養を摂ることができます。
まとめ
今回はブルーベリーが健康に良い理由について説明してきました。
ブルーベリーの特徴として「抗酸化作用」「抗炎症作用」を挙げましたが、どちらも短時間で作用するので毎日少量の摂取を心がけると、より効果アップを見込めます。
ぜひこの機会にブルーベリー生活を楽しんでみてください。